メディカル調剤の取り組み
医療DX推進体制について
医療DXとは
保健・医療・介護の各段階(疾病の発症予防、受診、診察・治療・薬剤処方、診断書等の作成、診療報酬 の請求、医療介護の連携によるケア、地域医療連携、研究開発など)において発生する情報やデータを、 全体最適された基盤を通して、保健・医療や介護関係者の業務やシステム、データ保存の外部化・共通化・ 標準化を図り、国民自身の予防を促進し、より良質な医療やケアを受けられるように、社会や生活の形を 変えること。
当薬局における医療DX推進体制に関して
当薬局では、医療DXを推進し、薬局において診療情報を取得・活用し、質の高い医療を実施するため以 下の体制を整えています。
●オンライン資格確認を⾏う体制を有しています。
●オンライン資格確認の仕組みを利⽤し、お薬情報・特定健診等情報に同意をいただくと、薬剤師が健診 情報や複数の薬局で
もらった薬を確認した上で薬をお渡しするため、より安全な薬物治療を受けること が期待できます。
●電⼦処⽅箋を受け付ける体制を有しています。
●今後、電子カルテ情報共有サービスを活用することで、電子カルテ情報を使用している全国の医療機関 等との連携(医療機関
同士での救急・災害時に有用となる情報や生活習慣病関連の情報の交換等)により、より質の高い医療の提供を行います。
オンライン資格確認・マイナ受付対応機器の導入について
当薬局で患者様の保険情報の一部が確認可能となっております。必要に応じて確認させていただく場合が ございます。
確認を行った何れの情報も、調剤を行う上で必要な事にのみ使用いたします。安心してご利用ください。
災害時及び新興感染症発生時等における薬局の体制について
当薬局では災害時や新興感染症の発生時等に以下の対応が可能な体制を整えて参ります。
1.他の保険薬局等と連携し非常事態に対応できる体制を確保します。
2.災害や新興感染症の発生時等に、医薬品の供給や地域の衛生管理に係る対応を行う体制を確保します。
3.都道府県等の行政機関、地域の医療機関若しくは薬局又は関係団体等と適切に連携するため、災害や新興感染症の
発生時等における対応に係る地域の協議会又は研修等に積極的に参加するよう努めます。また、都道府県等から医
薬品の供給等について協力の要請があった場合には、地域の関係機関と連携し、必要な対応を行える体制を確保し
す。
プライマリ・ケア
地域住民が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるサポートを行う
- 外来患者様から在宅・施設患者様への保険調剤における適切な薬物治療の提供(一元管理)
- 一般用医薬品や健康食品に関しての情報提供と販売(機能性・信頼性の高い商品の取り扱い:配置薬)
- 栄養ケアサポートによる健康寿命の延伸に向けた取組(健康相談)
栄養ケアサポート
高齢者はフレイル(虚弱状態)を経て要介護状態へ移行するが、フレイルは低栄養が起因となることがわかっており、低栄養を防止できれば要介護者の急増を抑止することができる。
しかし、低栄養の要因は、薬(多剤併用・有害事象)や急性/慢性疾患、精神的要因(認知症・鬱)、口腔機能障害(オーラルフレィル)など多様であることから、専門職によるプライマリ・ケア視点の低栄養チェック(早期発見)の下、多職種連携による改善処置(医療介入)を施す介護予防・日常生活支援体制の整備が重要との見地に至り、高齢者が気軽に訪れ、無料で低栄養チェックと、低栄養予防アドバイスが受けられる 「栄養ケアサポート薬局」(保険薬局)の創出を図った。
栄養ケアサポートは、薬学的栄養ケアサポートの実践により、多剤併用や薬物体内動態変調による有害事象(低栄養)を予防し、減薬/変薬に務め、高齢者の食力維持による介護予防を推進します。